57大切
思わず走り寄って抱きついた
あたしにはカイが必要です。
「はは、いきなりぶつかってくんなって」
カイが嬉しそうに笑ってあたしを抱きしめた
「カイ、ごめんね大好き、、」
泣けてきた
カイがあたしを見て微笑む
「わかってるよ、ここに居たら来るかなって思って。電話したけど、小さい子が出たからさ、繋がらなかった」
「そっか、ずっと待っててくれたの?ごめんね。一緒に居たい。」
「お前がいなくなるかもってかなり焦ってたぜ?俺。」
「それあたしだし、」
笑いあった。
「今日はちょっと行くとこあって一緒にいれない。けど、明日の朝4時に迎えに行くから、ここまで来て?」
「4時って早すぎ、でもわかった。」
カイは軽くほおにキスして帰っていった
彼が大切なんだ、あたし。