492人でいようって
朝
目覚めたら、カイがあたしの顔をガン見していた。
「わっ、カイおはよう」
「おはよ。」
「眠れた?」
「うん、なんかうみ抱きしめてたら熟睡できた」
カイが微笑む。整った鼻をあたしのほおに近づけてきた。
「お前さ、俺のこと怖くなった?一緒に住むの辞めたい?」
「、、、。何言ってんの?ビクビクしながら、怖いって思いながら、支配されて嬉しいなんてあたしはイカれてるよ。怖いのに一緒に居たいの」
安心したように、カイはあたしに抱きついてきて
また眠りについた
どうしてこの日のまま、幸せでいられなかったのかな。