ハッピーデイ

毎日の出来事

50.冬

12月に入り、1月からのふたり暮らしが近づく


クリスマスは、カイに何をあげよう?
あまり高いものは買えないけどいつも優しいカイに何か返せたらいいなあ。

 

今日は、カイが学校を休んだ
ちょっと寂しい。

 

「海〜!一緒に帰ろうぜ」

ヨリが走ってくる

「帰ろう〜今日はバイトないの?」

「無いよ。テスト期間だし」

「そだね」

 


ヨリとくだらない会話をしながら駅へ向かう

 

「最近どーなのヨリは?」

「彼女と別れた!」

「なんで?」

「なんかめんどくさくなってきてさ」

「そっかあ、めんどくさくなる瞬間っていつ?」

「会いたい会いたい泣かれたらめんどくさくなる」


「そっかあ、、」

 


男には女の気持ちなんか理解できないんだろうなあ、、って思った。

 

 

 

「海さ、まだあの彼と続いてんの?」


「うん、来月から一緒に住むの」

「遊びに行っていい?」

「んー、その前にカイと仲良くなってね」

「おっけー、あいつちょっと近寄りがたいオーラあんだよなぁ」

 

 

 


その次の日、カイとセレクトショップで安い家具を見に行った


本当に必要なものだけ買うことにして
テーブルと本棚、クローゼット、食器入れを買った。

 

 

その帰りにカラオケに寄った


カイがシドを歌っている。
なかなか上手くて、惚れ直した

 

「カイ歌上手いね、」

「だろ?」笑顔のカイ。

 

 

バーテンやってる話、そろそろ聞いてみようかなあ