ハッピーデイ

毎日の出来事

17

あたしが間違ってるみたいにヨシくんは続ける

「中二の時におまえとユキが話してるとこ見て、好きになって、あれから4年だぜ?とにかく頭冷やせよ。」


そうって微笑んであたしをみる。
なにこれ、違う。


「あたしが望んでいたのは落ち込んで泣きそうなヨシくんの顔なの!残酷でしょあたし?」


涙が出てきた。


「あたしが待ってんのはあんたの泣き顔だよ!
はやく泣けよ!そしたらあたしがサヨナラって言って走り去ってもう2度と会わないんだよ。1週間で可愛い子に出会ってあたしはバカな女だったって、時間の無駄だったって、あんたはそう思ってすぐぜんぶ忘れるんだよ!」


あたしは裏声、涙、荒い声

 

「泣くなよ、、。俺は、そんなおまえも好きなんだって。じゃあ、また落ちついたころ会いに来るから。」


「あんたなに言ってんのなんなの4年間とか知らねーよ。別れるって言ってんだろーが、聞いてんのかよ」叫ぶあたし。帰るヨシくん。

 

 


手をひらひらさせて、彼は去っていった。

 

 

 

 


力が抜けた


これじゃない。


これじゃないんだって


ああ。