カイとあたし11
卒業式の後、ヨシくんとごはんに行って帰宅
施設の廊下でヨシくんとの電話を手短に終えて、ベッドに横たわる
あたし、このままじゃダメだ
ヨシくんに別れよって言わないと、、。
なぜか泣けてきた
ユキが廊下に来て
おまえさ、ヨシ先輩の事好きじゃないだろ?
なんで分かるの?
ヨシ先輩からおまえのワガママなところが可愛いって話何度もされて、でも聞いてるとおまえからヨシ先輩には何もやってないし。
今までから思ってたし、今日のおまえの表情見て、あーなんか辛そって思った。無理してるなって。早く切り出さないと、ヨシ先輩も次に進めないぜ?
そうだね、、。今日はすごくしんどかったよ
その通りだな
そう思って、少し泣いて、眠りについた。
〜入学式〜
ユキとは高校が一緒になった
クラスはさすがに違った
入学式を終えて、新しい教室に移動する
席に座って、カバンを下に置く。
なんか身体しんどいなあと思いながら元の体制に戻る
「痛てえ。」
あたしの肘が隣に座ろうとした誰かの身体に勢いよく当たった。
「ごめんなさっ、、」
立っているその人を見上げた
二重の目に長いまつげ
綺麗に整った鼻筋
色白で透き通るほど綺麗な人、、
「別に、いいけど」
カイと出会った。