カイとあたし7
暗く人見知り
そんな感じで小学校時代は過ごした
少しいじめにもあったけど、ミスチルの歌を聞いてなんとか生き延びてた
ミスチルは神様でした
中学生になって
そろそろ気づいたことは、
あーお父さん浮気したんじゃないのかなって
考えてた
だからお母さんは父のDNAをもつあたしなんかいらなくて
多分そうだ
そう思いこむことにした
朝は食べない
昼は施設から持っていく弁当
夜はほとんど食べない
お前そんなんで骨折れるぞってユキに毎日毎日言われて
うぜーわ
とかなんとも生意気だった
そんなガリガリにも彼氏ができた
一つ上の先輩
見た目はかっこよくない
短髪で165センチほど
真面目な感じで普通のひと
あたしは美術部でのんびり絵を描いて
先輩は、サッカー部だった
たまたま帰りのバスが一緒で
ユキの友達だよな
って話しかけられた