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お父ちゃんは、離婚の原因が見つかり始めてから鬱びょうになったらしい。

原因は教えてくれなかったけど、8年間働きながら鬱と戦っていた
あたしを引き取る引き取らないで揉めて、どうしても母には引き取らせたくなかったらしい。

何故かは分からない

父は建設関係の仕事をしている
病院に通いながら鬱を治して
8年たった今、少し治ったらしい

朝起きられないから仕事も詰む
あたしに会いに行かないといけないし引き取りたい、けど、動けない
稼ぐために仕事に行くしか出来ない
そんな毎日だったらしい

あたしが側にいてあげられたらよかったのに
あたしを一人にして、それであたしが幸せだとでも思ったのかな

でも、仕方ない

涙が溢れるけど、仕方ない

「お前が卒業したら、一緒に暮らさないか？」

「わかんない。新しい環境が怖い。施設が当たり前になってる。でも、暮らせたら暮らしたいとは思う。」

そんな未来の話をして

再び謝って、お父ちゃんは帰っていった。