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「ぎゃあああああああああ、なにする」
カイが爆笑している
あたしを放り投げてそれはそれは楽しそうに
今日は海の日!
ひたすら放り投げられて怒って笑って放り投げられての繰り返しをして
ちょっと休憩
「ずっと思ってたんだけどさ、うみの目って俺に似てるよな?」
「そう?確かに二重だけど、カイほどきれいじゃないよ」
「だな」
「認めんのかい!」
その後浮き輪でぷかぷか浮いて、
夕方砂浜で何かしらの物体を作っていた
あまり人気のない海だから夕方になるとほとんど人がいなくなった
「何一人遊びしてんだよ」
カイがバカにしてきたので
カイの目をじーっと見つめて満面の笑みで
「カイも参加してもいいよ」
笑ってたカイが真顔になったので
何か悪い事言ったかな?ってびびった
カイが後ろから抱きしめてきた。
ドキドキして、もう何かしらの物体をつくるどころじゃなかった
首にキスをしてくるカイ。あたしの髪の毛を避けて
何度も何度も首筋にキス
何も言えないただ心臓がばくばく
「ね、カイ。なんで、、」
「、、、。」
カイはあたしをがっちり抱きしめたままキスを続ける
「ねえ、カイ?」
力が緩んで、
「お前の事好きだ。付き合おう。」